向日市・西国街道五辻角から南へ80m、石塔寺さん北側の野村龍酒店の野村です。

全国各地の蔵元を訪ねて生まれたご縁から、希少な地酒やワイン、焼酎を多数取り扱っています。蔵元の想いを地域の皆様にお伝えすることを誇りに日々営業しております。


和酒＆ワイン便り Vol.9は、赤武（あかぶ） 純米酒（岩手県 赤武酒造株式会社）をご紹介します。

岩手県盛岡市で酒造りをされているこの蔵は、もともとは大槌町で「浜娘」という銘柄のお酒を造っていた蔵元さんです。2011年3月11日に発生した東日本大震災で壊滅的な被害を受け、盛岡で「復活蔵」として再出発されました。

新しい蔵では、社長の長男、龍之介さんが杜氏となり「赤武」-あかぶ-の銘柄で新しい酒造りを始められました。
龍之介さんは2013年に全国きき酒選手権大会・大学対抗の部において、東京農大を優勝に導いた秀逸のきき酒能力の持ち主です。


今回ご紹介する「赤武　純米酒」は、かぶとを描いたラベルが印象的なお酒です。ラベルから想像して、どんなお酒なんだろう・・・と興味がそそられる酒です。
無骨な印象とは違う、フレッシュな香りときれいな酸、ほのかな甘み、切れの良さが特徴で、「ワイングラスで飲んでいただきたいお酒」と、杜氏も推奨する、透明感のジューシーなイメージです。穏やかなボディで、飲み飽きしないバランスの良いお酒だと思います。

赤武は他にも、米や作りの違ったお酒がありますので、その中でもこの純米酒からまずご賞味ください。

720ml　1,300円【＋税】1,800ml　2,600円【＋税】