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【チーム向日】向日市エリアのお店の「今」を徹底レポート!

【TEAM MUKO インタビュー vol.1】麒麟園<前編>

中国料理の名店、麒麟園さんの登場です。


インタビューは2020年10月に行いました。

TEAM MUKOの記事をご覧いただきありがとうございます。ここでは向日市の地元の方へ、地域のお店の「今」をお届けするインタビュー記事をご紹介しています。次週はあなたのお気に入りのお店の人が登場するかもしれません!お楽しみに。


第一回目となる今回は、阪急東向日駅、JR向日町駅よりともに徒歩3分。地元の方をはじめ激辛マニア、外国のお客さんにまで幅広く愛される中国料理の名店「麒麟園」店長の宮路 亮(みやじ りょう)さんにお話を伺います!

世間では何かとGO TOキャンペーンが話題ですが、麒麟園でもそういったサービスを何か検討されていますか?

 

宮路 亮さん(以下、略)- 

GO TOトラベルの地域共通クーポン券のご利用については、10月末から取り扱い予定です。

 

うちはアナログなもので、予約方法は分かりやすく電話一本なんですよ。

お客さんの中にはGO TO制度を利用している人もいるでしょうし、これを機にネット予約の導入を検討すべきなのかもしれませんが、お客さんひとりひとりにしっかり対応できるのか、それがお互いにとって変なストレスにならないか、不安な部分もあるんです。たとえば最近のことで言えば、席をご用意できても店内が混み合ってしまう場合もあって。その際はこちらから時間の調整を提案させてもらうようにしているんです。電話だと咄嗟のやり取りがスムーズですね。

 

他のお店の人はどうなんかな。世の中の動きを一応追ってはいてるんですけど。ウーバーイーツを使ってはるお店さんも増えましたし、実際のとこどうなんやろと気になりますね。


席もカウンターからテーブルまでパーテーションが設置されていますね。

 

今はお客さんの意識がとても高くなっていますよね。入店時のマスクの着用もそうですし、こちらからお願いするよりも各自で手洗い・消毒に気を配ってくれはったりとか。

 

お店はお客さん同士の空間でもあるので、そういった気のつかい合いを感じます。僕も経験あるんですけど、外出時にマスクをつい忘れてしまって、罪悪感のようなものを感じたこととか。店側としてもこまめな換気、席間の距離を離す、使い勝手のいいところに消毒液をなるべく沢山置くなど、出来るだけのことを徹底してやる気持ちで準備しています。別にそれって何か特別なことをしてるわけでもなくて、一般的に言ってもう当たり前のことなのかも知れないですけどね。

 

調理もマスクと手袋を必ず着用の上で行っていますが、徹底していく一方で、正直なところお客さんに心から楽しんでもらえてるんかなぁと思うこともあって。普段料理を直接お出ししているカウンター席にもパーテーションがあるとなると、どうしてもお客さんとのコミュニケーションをとりづらく感じてしまうんです。

 

今、「外で食べよう」となった時、一件だけ寄ってサッと帰ることが多いと思うんですが、そこでがっかりしてほしくないなっていう気持ちもあるんですよ。

 

コロナ以降、お客さんの層は変化していますか?

 

元々は地元の方、仕事帰りの方、観光の方など幅広く来て頂いていました。ここ最近は特にファミリー層のお客さんが目立ちますね。麒麟園には仕切りのある個室スペースもあるので、気持ち的に安心して使ってもらえるんでしょうね。

 

一方で会社勤めで帰りに寄られる方は減りました。企業の意向としても当面は積極的な外食を控える様に・・というところはあるでしょうし。常連さんの中でも、気軽に来られなくなった会社勤めの方がお店のことを気にしてくれていますね。

 

麒麟園での大人数の宴会は企業さんが殆どですが、今年の年末も団体でのご予約は見込めないと思いますよ。どこのお店さんでもそうだと思いますが、ご家族や小規模でうちうちの会食がメインになってくるんじゃないかな。


新型コロナの影響下で「つらいこと」は何ですか?

 

売り上げが下がることはしょうがないにしても、やっぱり店を開けられへんことちゃいます?

今年4月に緊急事態宣言が出て、当時20:00迄に店を閉めないといけなくなって。飲食業のゴールデンタイムにそれは「お客さんに対して失礼やわ」と思って。もっと早い時間に閉めるようにしてました。

 

スタッフの子なんかは「もう帰りやぁ」って言っても、「いやぁ、なんか・・帰りたくないです」って言ってましたけどね。普段いいひん時間に家にいたり、仕事しているはずの時間にしていない・・そんな期間を過ごして、急に戻った時にはそれはそれで今度「あれっ?」と思って。何十年もルーティーンでやってきたことが、止まって、戻って、この25年間ずっとどうやってたっけ?って(笑)自分の感覚が少しおかしくなってしまって。

 

ご自身は「うちでの時間」をどう過ごされていたんですか?

 

普段家ではお酒を飲まなくて、オンライン飲み会もあまりピンと来ず・・ご飯をお腹いっぱい食べるようになりました。今もお店のことがあるので夜は飲みに行かないんですが、もうすっかりコロナ太りですよね。

 

その内スタッフの子にスマホゲームを勧められて、それをやり始めて。

オンラインのゲームって怖いイメージを持ってて、そもそも興味もないし、自分の息子とかお客さんがやってはるのを見ても「何やってはるんやぁ?」と思ってたんですが、いざやってみると今の時代のゲームはこうなってるんや・・ということが分かってきてそれは新しい発見でしたね。「この会社はこんな時代に儲かってるなぁ」とか。「だって全く興味のなかった俺でさえ課金してんねんで?」って(笑)

ゲーム内で寺戸町の人と繋がったこともありましたよ。誘ってきたスタッフの子はもうしてへんみたいやけど・・

 

(次ページへ続く)

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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。